マラソン話、3話目になりました。
くどいようですが、まだ続きます。
5話くらい続けます。
さて話を、大会当日に戻します。
マラソンはひたすら走るわけですが、42キロとなると、いろいろ個人個人で戦略が必要です。
例えば、練習が十分されてて、実力もある人は設定したペースで最初からスピードを上げて、とか
最初は、温存してゆっくり目に、そして後半から徐々に上げていく、とか・・・
戦略は人それぞれ様々だと思います。
とりあえず今回は行けるとこまで!参加することに意味がある!ノープランで!という人も大きい大会になるとけっこういると思います。
これも戦略の一つでしょう。
(この勝田マラソンは基本的には出場資格にタイム制限がないので誰でも参加できます。ただ運営は6時間で終わります。)
大会に出ると、それだけでテンションが上がってしまい、スタート直後から練習のペースを大きく上回るスピード(オーバーペース)で走ってしまうこともあります。
ですが、それだと早々にスタミナが切れて、失速してしまいます。
最悪の場合、足を痛めたりして、リタイアなんてことも。
大会では良くリタイアする選手を見かけます。
不運だとしか言えませんが、最後まで走れずに、最後尾から迎えに来てくれるバスに乗ってゴールへ帰ることになります。
なので、本番は自分の感情や気分のコントロールも必要ということになります。
周りのランナーは、快調に飛ばしてるな、抜かれてるな、と思っても焦ってはいけません。
焦らず、自分がシミュレーションしてきた、設定されたペースと体調とコンディションをしっかり考慮して、抑えることが大事です。
そうやって走っていくと、面白いほどに後半~終盤にかけて、前を走るランナーを追い抜いていきます。
後半から終盤にかけて、そうやって気分とペースを上げていける方が気持ちよく走れます。
そして、大事なのが、水分や栄養補給です。
テレビなどで見たことあると思いますが、道路の端っこで、コップを受け取るアレです。
人がいっぱい集中し、でびしゃびしゃになりながらも気にせず受け取るアレです。
アレすごく重要です。
今回の大会のように、冬場の大会は汗を目立つほどかきません。
ですが、思ってる以上に体から水分は出て行ってしまうものです。
気づかずに水分補給を怠ると、途中で体調不良を招いたりして危険です。
なので、朝からスタートまで、水分はこまめに補給し続けます。
トイレに行きたくなるので、控えたくもなるのですが、体に染みわたらすイメージで、
ちょびちょび飲み続けます。
大会運営が準備している給水所(水とスポーツドリンク)は数キロごとにあるのですが、
それだけでなく、今回は自分でペットボトルも持って走っていました。
また、大会の運営スタッフだけでなく、沿道の市民の皆さんが、
家の前にテーブルを出してバナナやチョコレート(エイドと言います)を渡してくれたりして
心温まる応援も市民マラソンの醍醐味といえます。
小さい子から「がんばって~!」と応援されながらもらうチョコレートもいいもんですよ!
18キロ地点に袋を剥いた「うまい棒」をわたしてくれるおばあさんも見かけましたが、
さすがにパサパサ感が・・・・。
その棒は走りながらはキツいです。
ごめんさい受け取れません。
実際には「それは無理や~~(笑)」みたいに頭の中でつっこみながらニヤけてしまいました。
そういう自分だけのツボのおもしろポイントが時々あるので半笑いで走ってたりします。
そして、走る際は他にもいろいろと栄養補給をするので、
ウィダーゼリーみたいなパックゼリーを携行して10キロごとに飲んだりしました。
ただ味を良く見ないで買った為、めちゃくちゃ不味いゼリーがあって、
「何コレ?!」とまた頭の中でつっこみながらニヤける事態も。
試食って大事ですね、と痛感。
オリンピック選手とか駅伝選手は、超人なので、そんなものは携行しないし、途中でモグモグしてるのを見たことはないと思いますが、あれは超人だからです。
給水だけでなく食べ物を出してくれる大会はたくさんあるのですが、この大会で一番豪華だったのは豚汁でしたね(笑)
あれは、温まるし、いいと思います。(混んでたので食べませんでしたが・・・)
マラソン大会って、皆さんが思ているより そのくらいの自由さがあり、楽しめるものなのですよ!(←ここアピールポイント!)
(基本無表情で走ってます)
それと、大会ならではなのが、当然と言えば当然なのですが、道路を占拠して走れます。
しかも堂々と!
昨年は名古屋のハーフマラソンに参加したのですが、
いつも車で走る名古屋特有の幅の広ーい道路を堂々と真ん中を走る爽快感!
これも他では経験できない、オススメポイントです。
ようやくオススメポイントが出てきましたね。
そうです、この長い話の目的は、ランニングをオススメすることにあったことを
ここに来てようやく思い出したところで、
つづく。
(文章には個人的見解が多いです。ご了承ください。)